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積水ハウス シャーウッド平屋の断熱・気密性能はどうだったか
1〜3年住んで分かった実際

体験談性能

積水ハウス シャーウッド平屋の断熱・気密性能はどうだったか|1〜3年住んで分かった実際

すみか公開 2026.05.30更新 2026.07.05

積水ハウスのシャーウッドで平屋を建てるとき、私が一番もっと知っておけばと感じたのが断熱・気密でした。打合せの段階では「快適です」「最新仕様です」という説明はあるものの、UA値・C値・冬の朝の体感・電気代のリアルは、施主にならないと分からない情報が多いです。

この記事では、実際に建てて1〜3年住んだ施主の立場で、シャーウッド平屋の断熱・気密の実際を率直にまとめます。我が家は気密検査を行ったので、実測のC値も公開します。

この記事でわかること

  • シャーウッドの断熱仕様(断熱材・サッシ・ガラス・断熱等級)
  • 気密検査の実測値(C値)と、そこから学んだこと
  • 1〜3年住んでみた冬の朝の体感(実測16〜17度)
  • 結露の有無、対策のリアル
  • 電気代・売電のリアル(月額つき)
  • 断熱・気密で「もっと知っておけば」と感じた3点

我が家の基本情報

項目 内容
ハウスメーカー 積水ハウス
構造 シャーウッド(木造)
形態 平屋
主な採用 クリアビューデザイン(大開口リビング)
地域 東海地方
引渡し 1〜3年前

地域・坪数・総額の詳細は身バレ防止のため伏せています。詳しくはプロフィールをご覧ください。

シャーウッドの断熱仕様(我が家の最終決定図から)

採用した断熱材・サッシ

我が家の最終決定図(設計図の仕様書)に記載されていた断熱仕様は以下のとおりです。

  • 壁断熱:住宅用ロックウール 140mm(通気スペーサー付き)
  • 天井断熱:グラスウール 100mm × 3層(合計300mm)
  • 床・基礎まわり:押出法ポリスチレンフォーム3種(外気に接する床は65mm×2層)
  • サッシ:アルミ樹脂複合サッシ(室内側は樹脂)
  • ガラス:主要な窓は遮熱断熱トリプルガラス、浴室など一部は高断熱ペアガラス

天井の300mmは、あとから調べて「シャーウッドの平屋らしい部分」だと知りました。平屋は屋根面積が大きい分、天井断熱の厚みが効いてきます。床の断熱材も厚めの仕様です。

断熱等級はどうだったか

我が家の設計図の住宅性能表示は、断熱等性能等級6・一次エネルギー消費量等級6でした。長期優良住宅の認定も受けています。

等級6は2022年に新設された上位等級で、ZEH基準(等級5)より一段厳しい水準です。打合せ当時の私は「ZEH基準を上回る水準です」という説明を受けて、それで十分高いんだろうな、くらいの理解で進めていました。数字の意味を自分で調べるようになったのは、恥ずかしながら住み始めてからです。

気密性能(C値)の実測値を公開する

シャーウッドで打合せをした方なら経験があると思いますが、「積水ハウスは標準でC値の保証や実測値の提示は行わない」とよく言われます。

ただ、我が家の場合は高気密仕様(気密検査あり)で契約していて、実際に気密検査が行われました。コンセントプレートやダウンライトまで気密仕様にする施工内容です。

結果は、C値1.4でした。

正直に書くと、1.0を下回るのは難しかったです。気密を売りにする工務店では「C値0.5以下」といった数字を掲げているところもあるので、1.4という数字の受け取り方は人によると思います。私としては「大手ハウスメーカーの家として納得できる数字。ただ、もっとやれることはあったはず」という感想です。

私がもっと知っておけばと感じた1つ目がここです。気密施工について、打合せの段階でもっと突っ込んで相談すればよかった。どこで空気が漏れやすいのか、施工でどこまで詰められるのか、検査のタイミングで手直しはできるのか。契約前の私はそういう質問ができるだけの知識がなく、「検査があるなら安心」で止まっていました。

1〜3年住んでみた冬の朝の体感

ここからが施主にしか書けない部分です。

リビング(クリアビューデザイン採用):暖房を切っても朝16〜17度

大開口を取ったリビングは、設計の段階で「冬は寒くなるんじゃないか」と心配していました。

実際は、暖房を切って寝ても、翌朝のリビングは16〜17度です。素足で歩けます。冬も薄着で過ごせています。

ただ、正直な体感も書いておきます。どんなに部屋を暖かくしても、冷たい空気が床を這う瞬間はあります。C値1.4という数字と無関係ではないのかもしれません。「高断熱の家=冬でも全くひんやりしない家」を期待すると、そこは少し違いました。

暖房はエアコン2台で回している

我が家の暖房は、リビングに1台(ダイキンの22畳用)、寝室に1台の計2台です。床暖房はありません。平屋のワンフロアなので、この2台で家全体が回っています。

結露の有無と対策

平屋+クリアビューデザインの組み合わせで、大開口の窓を採用すると気になるのが結露です。

我が家の場合、結露は基本的に出ません。トリプルガラスの効果は感じています。

ただし冬は乾燥がすごいです。加湿器を使うと、今度は結露が出ることがあります。「結露しない家」というより、「乾燥と加湿のバランスを自分で取る家」というのが住んでみた実感です。

電気代・売電のリアル(月額)

実際の月額を公開します。太陽光パネルを載せていて、余剰買取で売電しています。

時期 電気代 売電
5月・10月(安い時期) 約8,500円 約9,000円(10月)
1月(一番高い時期) 約22,000円 約4,100円

冬のピークは春秋の2.5倍ほど。それでも、10月のように売電が電気代を上回る月もあります。

断熱・気密で「もっと知っておけば」と感じた3点

私が建てる前に戻れるなら、次の3点を打合せで深掘りしたいです。

1. 気密施工について、もっと打ち合わせること

我が家はC値1.4。検査をして数字が分かったこと自体は良かったのですが、「1.0を切るには何が必要だったのか」を施工前に話し合う機会を持てませんでした。気密検査の有無だけでなく、目標値と、そのための施工内容まで打合せの初期段階で話せると、納得感が全然違うはずです。

2. クリアビューデザイン採用時の断熱の組み合わせ

大開口は魅力ですが、開口が大きい分、窓まわりの性能が家全体の断熱を左右します。我が家は主要な窓が遮熱断熱トリプルガラスだったので救われた部分が大きいと感じています。逆に言えば、大開口+ペアガラスの組み合わせだったらどうだったか。サッシ・ガラスのグレードは、大開口を選ぶなら妥協しないことをおすすめします。

3. 床暖房を入れるかどうか、自分の結論を持っておくこと

我が家は床暖房なし・個別エアコンという構成です。住んでみて、「床暖房があってもよかったかな」と思うことはあります。ただ、床暖房は広範囲には敷けないので、入れていたとしてどれだけ効果があったのかは正直疑問です。エアコン2台と厚めの床断熱で薄着で過ごせているので、結果として床暖房なしで困ってはいません。

それでも、この「入れる・入れない」を打合せの早い段階で自分なりに結論づけておくと、間取りや断熱仕様の検討がスムーズです。あとから考え直すと、間取りに影響します。

まとめ:シャーウッド平屋の断熱・気密は「設計次第」

積水ハウスのシャーウッドは標準仕様でも一定の断熱性能を確保していますが、平屋+大開口(クリアビュー)という組み合わせで快適に住むには、設計段階の打合せが鍵になります。

我が家は、暖房を切っても朝16〜17度のリビングで、冬も薄着で過ごせています。満足している部分が大半ですが、C値1.4という数字が示すとおり、「もう少し深掘りすればもっと良くなった」と感じる部分もあるのが正直なところです。

これから積水ハウスで平屋を建てる方には、ぜひ打合せの初期段階でこの記事の3点を担当者にぶつけてみてほしいです。

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この記事のダイジェスト版を note でも公開しています。noteでは家づくりの記録を連載形式で更新していく予定です。


著者について 積水ハウスのシャーウッドで東海の平屋を建てた施主『すみか』。完全匿名で、実体験ベースで家づくりの記録を発信しています。詳細はプロフィール